こんにちは

今回は「不登校の親御さんの対応」について
取り上げていきます。

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16歳:高校中退(高2の春)
→同年冬の高卒認定に合格
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今回は久しぶりに親御さん向けの内容です。

「自分の子どもが不登校になってしまった」

「ずっと学校に行けていない」

こんな状況になると焦りますよね。

もちろん子どもの将来が不安になります。
周りからのプレッシャーもあるでしょう。
“親のせい”
言われる事も少なくないと思います。

そんな状況で私が最も良くないのは
「親子共倒れ」だと思っています。

そこで今回の記事では共倒れにならない為に
・親が持つべき心持ち
・親ができる対応
・元当事者の体験談

これらについて書いていきます。

ぜひご参考にしてくださいね!

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不登校の親が持つべき心持ち

まずは不登校の親が
「持つべき心持ち」についてです。

親子共倒れを防ぐ為にこれが最も重要です

「不登校の親」に向けられる
世間や身内からの視線は厳しいです。

もちろん不登校にあるご本人から
厳しい言葉や態度をぶつけられる事も
多いと思います。

それは辛い事です。

ただ、世間からのプレッシャーに屈して
ご本人の現状を考慮しない
無茶な対応を押し付けてしまったり、

ご本人から厳しい対応をされた時に
それに反応して、
より厳しい対応をしてしまう。

これは極力避けてあげてほしいです。

親御さんもつらいです、
ご本人はもっとつらいです。

なるべくご本人が安心して
まずはゆっくりと休める環境を
与えてあげてください。

私の体験談

私は高校1年の時に不登校になり
その後、高校2年の春に中退しています。

不登校の期間は
親から厳しい言葉をぶつけられる事も
少なくありませんでした。

毎朝のように
「今日も行けないのか」
「これからどうするの?」

この言葉は今でも忘れていませんし、
この言葉によって当時の状況は
一切好転しませんでした。

結果的に高校を辞める事になり、
高卒認定試験と通信制高校への編入の2択を
迫られた時も

「どちらにしてあなたの人生は
他の人より難しくなったけど」

ぽつりとこう言われた事も覚えています。

親御さんも人間ですから、
余裕が無くなってくると
私が親からぶつけられたような
言葉をご本人ぶつけてしまいたくなる。

それは仕方がない事です。

ただそれを、
実際に言葉にして、態度にして、
表に出してしまうかどうか
これによってご本人の未来が
大きく左右されると思います。

ご本人の年齢が低ければ低いほど
その影響は大きいです。



不登校の親ができる対応

続いて
「不登校の親ができる対応」
についてです。

これは段階があると考えています。

第1段階

第1段階は
“安心できる環境を作る”です。

不登校になっているご本人は現状に対して
焦っていて、気持ちが混乱している。

もしくは、
もう絶望して諦めてしまっている。

このような状態にあるかと思います。

このようなご本人の状態を見て
親御さんは心が痛く、
なるべく早くどうにかしてあげたい。

そのように思うでしょう。
そこまでは良いです。

ただ、ここでいったん立ち止まって
考えてみてください。

もちろん、
今このような状況に置かれている場合
それが難しいことなのは分かります。

出来るだけで大丈夫ですし、
このことを頭に置いておくだけでも
変わってきます。

一時的に不登校状態である現状を
受け入れて、ご本人に癒しの時間
与えてあげてください。

何か言葉をかける必要もないです。
そっとしておいて、
無理に学校に行かせたり、
無理に外に連れ出すことをしない、

昼まで寝てても良いし、
一日中、スマホやゲームをしていても
それでも良い。

これがずっと続くのではないか?
その不安が沸き上がるのは当たり前です。

ただ、そんな事はありません。
親御さんから見ると遊んでいるだけでも
ご本人にとってはそれこそが
癒しの時間
なのです。

そのような時間は回復の過程で
必ず必要になります。

第2段階

癒しの時間がしっかり与えられると
ご本人が活動力を取り戻してきます。

これによって
自分の将来が不安になって
気持ちが不安定になる場合もあるでしょう。

私は高校を辞めて3か月ほど経った時に
ちょうどこのような状態になりました。

「高校辞めたけど、この先どうしよう」

ある程度、将来を不安に思えるだけ
考えられる力が回復してきたのだと
今振り返ると思います。

このような状態になった時に
一緒にこの先の事を
考えてあげて欲しいです。

ここで最も気を付けなければいけないのは
“焦りから来る押しつけ”です。

ご本人がすこし元気になった姿を見ると
嬉しい反面で
“早く同級生と同じように戻したい”
という気持ちが表れます。

これにしっかりとブレーキをかけてください。

まだご本人は完全には回復していませんし、
「同級生と同じように…」
これは親のエゴでしかありません。

焦る気持ちは抑えつつ
ご本人とこの先進む道について
話し合う機会を設けてあげてください。

この話し合いの提案を拒絶されたら
まだその段階ではないという事です。

じっくり、じっくり
ご本人のペースを
大事にしてあげてください。

言葉にしなくても、
態度にしなくても、
本当に親の気持ちは子どもに伝わります。

本当に自分のことを思ってくれていると
伝われば子どもは親に心を開くでしょう。

第3段階

第3段階は第2段階とも時期はかぶりますが
「親御さんなりに子どもの
進路の情報を調べる」

ということが必要です。

これは親御さんがご自分の
焦る気持ちや不安を解消する
手段でもあります。

例えば、
高校生のお子さんが不登校になった場合

・進級・卒業には
出席日数はどれぐらい必要か?

(あとどれぐらい休めるか)

・休学を使うことができるか?

・学校を辞めた場合は
どのような進路があるか?

(高卒認定試験?通信制高校?)

などの情報を獲得してください。

情報がない状態だと
より不安な気持ちは大きくなります。

さらに、第2段階で
ご本人が将来の不安をこぼしてきた時に
その話を聞いて
適切なアドバイスを返すことができません。

なので自分のためにも
ご本人のためにも、
正しい情報を獲得しておくことは
非常に大切です。

ここにも注意点があります。
情報を獲得していく過程で

「これは自分の子どもに
向いているのではないか?」

という進路が見つかるかもしれません。

ただ、見つけたとしても
ご本人からの相談がない限り
押し付けないことです。

あくまでも、
ご本人のペースが大切です。




まとめ

今回の記事では
「不登校の親御さんの対応」
について書いてきました。

いかがでしたでしょうか?

3つの段階に分けて
対応を解説してきましたが、

どの段階においても
ご本人のペースを優先してほしいです。

どうしても焦ってしまう
その気持ちはわかります。

ただ、その焦りは
ご本人の同級生や知り合いのお子さんと
“比べて発生するもの”です。

本当にご本人の事を想っているならば
比べて焦りを感じるよりも、
ご本人が生きやすく生きていくために
どのような道があるのか、

ご本人と歩幅を合わせて、
目線を合わせて、
一緒に考えてあげてほしいです。

難しい提案なのは
十分に承知していますが、

この事を頭に入れておいてほしいと思います。

今回の記事はこのあたりにします。
最後までご覧いただきありがとうございます!

今後とも当サイトでは高認に関することを発信していきます。
「こんな内容を取り上げて欲しい」といった
リクエストもどんどん受け付けていますので、
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